横須賀市走水(はしりみず)に御鎮座します走水神社の御祭神は、日本武尊(やまとたけるのみこと)と弟橘媛命(おとたちばなひめのみこと)です。東征中の日本武尊は、古代東海道を辿って走水から船で上総へ渡ろうとしましたが、暴風雨で立ち往生してしまいました。同行していた弟橘媛が自ら入水して海神の怒りを鎮め、航海の安全を図ったという伝説にちなみ創建された古社が走水神社です。
今月14日(日)に、秋季例大祭が斎行され、拝見させていただきました。氏子の各町の提燈行列が神社の近隣を巡った後に、神事が行われ、最後は浦安の舞(巫女舞)が披露されました。
当日はかなり寒さを感じましたが、氏子の方たちのご配慮でホットコーヒーなどを配布していただき、その優しさで暖がとれました。宮司様や氏子の皆様の優しく篤い思いが、伝統ある例祭を継承されていく根幹にあることを実感しました。この例大祭は毎年10月に執り行われます。氏子や崇敬者の方は、参加してみてはいかがでしょうか。
各町の提燈行列
浦安の舞
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