門井掬水は、鏑木清方門下の作家です。明治30年に鏑木清方の最初の門徒となり、大正4年以降は清方門下で結成された郷土会の展覧会に出展し、その運営に尽力されました。
今回は作品保存のために、額装されていた作品を解装し、洗浄後、掛軸装に仕立てて修復を行いました。また、巻き癖をおさえるために太巻き芯をつけ、桐箱を誂えております。
ご依頼主より、掛軸装の選定した裂が上品で、作品と調和している、というお褒めの言葉をいただきました。ご依頼いただき、ありがとうございました。
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