横浜美術館会場
日本郵船歴史博物館会場
現代アートは、鑑賞する者がその作品を体感してどう感じるか、感性が試さると思います。同じ展示を見ても、その捉え方は観る人によって千差万別。積極的に作品を見に行って感じ取るのが楽しいです。久しぶりに現代アートを体感したのですが、とても楽しい時間を過ごすことができました。
横浜美術館会場の中心に展示されている、今回の目玉的な作品は、ニック・ケイヴの「回転する森」。高い天井から吊り下げられ、その大きさと煌びやかさに圧倒されます。モビールは、スマイルマークやピースマークなど明るい内容が多いのですが、よく見ると危険なモチーフも…
強く印象に残ったのは、モレシン・アラヤリの「未知を見る彼女」。ヴァーチャルリアリティインスタレーションの作品で、不思議な仮想空間にどっぷり入り込んでしまいます。インタラクティブな体験型の作品は、好奇心が旺盛になり、楽しい経験になりました。
またコロナ禍にあって、入場者数制限・来館者の体温測定・アルコール消毒の徹底などなど、ミュージアムや主催者の感染症対策が徹底されていました。開催準備にあたって、尋常でない苦労があったかと思います。今日の楽しい体験も、そのご努力があってこそと感じました。スタッフの皆様に感謝したいと思います。ありがとうございます。
ヨコハマトリエンナーレは10月11日(日)まで開催されています。有料入場エリアは事前予約が必要です。自分の感性を研ぎ澄ませに、体感してみてはいかがでしょうか。
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