2022年08月07日

公益財団法人 庄内能楽館様 所蔵作品修復事業(第6期)

 山形県酒田市にございます庄内能楽館様から所蔵作品の修復事業を承っております。その第6期は、日本画の掛軸装2件の修復でございました。安田靫彦作『燕子花』と、上村松篁作『小蕪』です。
 『燕子花』には、本紙にカビが付着しており、横折れがみられました。作業前に燻蒸しカビを除去したうえで、解装、肌上げ、本紙洗浄、肌裏打ち、折れ伏せなどの工程を経て、上下の裂は新調し中廻し・一文字は元使いをして、掛軸装に仕立て上げました。巻き癖を弱める太巻き芯、桐箱を誂えて納めさせていただきました。
 今回も理事長の池田宏様にはたいへんお世話になりました。誠にありがとうございました。

 同じ山形県の置賜地方や新潟県などの日本海側で、大雨による大きな災害が発生しました。一日も早く良い状況になることを祈るばかりです。

太巻き芯付き桐箱.jpeg
太巻き芯付き桐箱


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庄内能楽館様 能舞台