諏訪大社で有名なのは、寅年と申年に斎行される御柱祭(式年造営御柱大祭)です。宝殿の造り替え、社殿の四隅(4社あるので計16柱)に御柱という樅(もみ)の巨木を建てるという大祭です。
御縁をいただき、前回の御柱祭には4月の「山出し」と5月の「里曳き」を観ることが出来ました。このような大規模な祭礼を経験したことがなかったので、規模の大きさに驚き、そして何より氏子の皆様の祭りにかける熱い意気込みに感動しました。
今年は寅年ですので御柱祭が執り行われているのですが、感染症の拡大防止を考慮されて、先日行われた山出しでは、大勢の氏子が御柱を曳かずにトラックで輸送されているのを、テレビのニュースで観ました。前回体験させていただいているので、規模を大幅に縮小せざるを得なかったことは、氏子の皆様にとっては悔しく無念で、断腸の思いだったであろうことが想像できます。来月行われる里曳きや建御柱なども、観客を入れずに規模が縮小されることと思われます。
次回、申年に行われる御柱祭は、以前のような活気のある素晴らしい神事になることを祈念しています。
世界中の人々に、安寧と平和な日々が訪れますように
本宮
前宮
秋宮