2022年04月08日

お客様の総本宮へ 御礼紀行-10

 先月、長野県諏訪市に御鎮座します諏訪大社に参拝してきました。諏訪大社は上社(本宮、前宮)と下社(秋宮、春宮)の4社の境内地をもつ信濃国一之宮です。御祭神は建御名方神(たけみなかたのかみ)とその妃神である八坂刀売神(やさかとめのかみ)です。
 諏訪大社で有名なのは、寅年と申年に斎行される御柱祭(式年造営御柱大祭)です。宝殿の造り替え、社殿の四隅(4社あるので計16柱)に御柱という樅(もみ)の巨木を建てるという大祭です。
 御縁をいただき、前回の御柱祭には4月の「山出し」と5月の「里曳き」を観ることが出来ました。このような大規模な祭礼を経験したことがなかったので、規模の大きさに驚き、そして何より氏子の皆様の祭りにかける熱い意気込みに感動しました。
 今年は寅年ですので御柱祭が執り行われているのですが、感染症の拡大防止を考慮されて、先日行われた山出しでは、大勢の氏子が御柱を曳かずにトラックで輸送されているのを、テレビのニュースで観ました。前回体験させていただいているので、規模を大幅に縮小せざるを得なかったことは、氏子の皆様にとっては悔しく無念で、断腸の思いだったであろうことが想像できます。来月行われる里曳きや建御柱なども、観客を入れずに規模が縮小されることと思われます。
 次回、申年に行われる御柱祭は、以前のような活気のある素晴らしい神事になることを祈念しています。

 世界中の人々に、安寧と平和な日々が訪れますように

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本宮
 
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前宮

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秋宮

posted by 誠堂 at 23:02| 御礼紀行

2021年10月17日

伊勢・熊野へ 御礼紀行-9

 お伊勢参りには定期的に詣でていましたが、コロナ禍で2年半ほど行くことができませんでした。今月上旬にようやく参詣することが叶いました。日頃のお礼と合わせて願をかけさせていただいた社寺には、お礼に行かなくてはなりません。久しぶりに伺わせていただき、幸せな時間を過ごすことができました。
 今回は熊野三山の一つ、熊野那智大社とその別宮で那智の滝をご神体と仰ぐ飛瀧神社(ひろうじんじゃ)にも参拝させていただきました。那智大社では白玉石を奉納させていただき、御本殿の手前まで入らせていただきました。飛瀧神社ではご祈祷をお願いしました。古くからの歴史を体感できる祈願所は重厚で、役行者像や不動明王像が安置されている奥の正面の窓から、ご神体である那智の滝を観ることができます。護摩木を焚きながら伝統ある場所での御祈祷は、とても感動的でありがたかったです。心が浄化される経験ができました。
 まだお礼に伺いたい社寺が沢山ございますので、引き続きこの御礼紀行でお知らせできればと思っています。

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那智大社御本殿

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神々しい那智の滝は圧巻です

神宮鳥居.JPG
人出の多い内宮の宇治橋で参拝者が写っていない!奇跡の1枚です!
posted by 誠堂 at 20:40| 御礼紀行

2021年02月23日

お客様の総本宮へ 御礼紀行-8

 御礼紀行第8回目は京都の伏見稲荷大社へ行ってきました。以前より一度訪ねてみたいと思いながら、なかなか行ける機会がなかったので、ようやく念願叶ってお礼を伝えに行くことができました。
 京都東山三十六峰の最南端、稲荷山に御鎮座する伏見稲荷大社は、全国に3万社ある稲荷社の総本宮です。和同4年(711)に稲荷大神を祀られたのがその嚆矢で、五穀豊穣・商売繫盛・家内安全の守護神としてとても広く信仰されています。
 お伺いした当日は、国指定重文である御本殿・奥社を参拝し、稲荷山の最高峰を目指したかったのですが、その一ノ峰まではかなり距離があり、今回は時間の関係で行くことができませんでした。次回は時間を作って登頂したく思っています。
 境内は広く、清らかな山の自然を愛でながら参拝することができます。京都へ行かれた際は、半日ほど時間をかけて行かれることをお勧めします。

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楼門

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四ツ辻あたりの朱の鳥居

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鳥居型の絵馬
posted by 誠堂 at 13:39| 御礼紀行