2020年10月02日

ヨコハマトリエンナーレ2020

 ヨコハマトリエンナーレ2020を観覧してきました。ヨコハマトリエンナーレは2001年から開催されている現代アートの国際展覧会で、今回で7回目になります。今回は横浜美術館、プロット48、日本郵船歴史博物館の3会場で展観されています。

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横浜美術館会場

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日本郵船歴史博物館会場

 現代アートは、鑑賞する者がその作品を体感してどう感じるか、感性が試さると思います。同じ展示を見ても、その捉え方は観る人によって千差万別。積極的に作品を見に行って感じ取るのが楽しいです。久しぶりに現代アートを体感したのですが、とても楽しい時間を過ごすことができました。

 横浜美術館会場の中心に展示されている、今回の目玉的な作品は、ニック・ケイヴの「回転する森」。高い天井から吊り下げられ、その大きさと煌びやかさに圧倒されます。モビールは、スマイルマークやピースマークなど明るい内容が多いのですが、よく見ると危険なモチーフも…

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 強く印象に残ったのは、モレシン・アラヤリの「未知を見る彼女」。ヴァーチャルリアリティインスタレーションの作品で、不思議な仮想空間にどっぷり入り込んでしまいます。インタラクティブな体験型の作品は、好奇心が旺盛になり、楽しい経験になりました。

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 またコロナ禍にあって、入場者数制限・来館者の体温測定・アルコール消毒の徹底などなど、ミュージアムや主催者の感染症対策が徹底されていました。開催準備にあたって、尋常でない苦労があったかと思います。今日の楽しい体験も、そのご努力があってこそと感じました。スタッフの皆様に感謝したいと思います。ありがとうございます。

 ヨコハマトリエンナーレは10月11日(日)まで開催されています。有料入場エリアは事前予約が必要です。自分の感性を研ぎ澄ませに、体感してみてはいかがでしょうか。
posted by 誠堂 at 23:57| お客様の行事・催し紹介

2020年02月27日

「磁州窯と宋のやきもの」展

 前回ご紹介させていただいた静嘉堂文庫美術館様の「磁州窯と宋のやきもの」展を観覧してきました。展覧会を拝見しますと、磁州窯がかなり広域に伝播し、その装飾技法が多岐にわたっているのが理解できます。どのように装飾されているのかを説明されている大型パネルがありましたが、各作品の断面のイラストも描かれていて、とてもわかりやすかったです。近年、静嘉堂文庫美術館様の企画展では、このような装飾技法などをわかりやすく説明してあるパネルを掲出されることがありますが、とても理解しやすくありがたいです。今回出展されている作品の中で、個人的には「翡翠釉白磁鉄絵菊花文双耳香炉(元〜明時代)」の翡翠の色味がとても美しく綺麗で、長時間見入ってしまいました。
 静嘉堂様の至宝である国宝「曜変天目」や重文「油滴天目」も展観されています。3月15日(日)まで開催されていますので、足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
*注 静嘉堂文庫美術館様は、新型コロナウィルス感染症の感染予防・拡散防止のため、2020年3月2日(月)から15日(日)の期間は臨時休業になります。


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静嘉堂文庫美術館 外観

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静嘉堂文庫 外観
posted by 誠堂 at 21:15| お客様の行事・催し紹介

2019年07月06日

浄土宗七祖聖冏と関東浄土教-常福寺の名宝を中心に-展

 先月の誠堂だよりに掲載しましたが、誠堂でポスター・チラシ・案内ハガキや展覧会図録の編集・製作を担当させていただいた「浄土宗七祖聖冏(しょうげい)と関東浄土教-常福寺の名宝を中心に-」展が、今月15日まで神奈川県立金沢文庫様にて開催されています。
 茨城県那珂市瓜連(うりづら)にございます常福寺様は水戸徳川家の菩提寺であり、今年は常福寺様を拠点に活躍された浄土宗七祖聖冏上人の六百年のご遠忌にあたります。このご遠忌の記念事業の一つとして開催されている今回の展覧会は、常福寺様の寺宝を拝見できる稀少な機会であります。
 先月30日(日)には、金沢文庫様の瀬谷貴之先生による月例講座があり、参加させていただきました。今回は展覧会開催準備の調査中に新発見のものが2件あったということで、とても興味深く楽しい講座でした。1件は徳川光圀公(水戸黄門)の念持仏であった、極小の阿弥陀三尊像です。中尊の阿弥陀如来菩薩像の像高は約1.5cm、両脇侍の観音菩薩像と勢至菩薩像は1cmに満たない小ささです。慶派による鎌倉時代特有の形式・様式をもつものであることが判明し、鎌倉時代の最小の仏像の一つである可能性があるのです。
 もう1件は、近年ゆかりの常福寺様の所蔵になりました聖観音菩薩立像です。この度、修理が行われたのですが、像内の墨書から仏師定快の作品で、その材料は鎌倉時代に浅草寺の本堂の柱から転用して使ったことが記されていました。誰も見たことがないと言われる秘仏中の秘仏である浅草寺の御本尊観音菩薩像の身代わりかもしれず、必見の作品であることは間違いありません。
 必見の作品が多く出展されているお薦めの展覧会です。称名寺様の散策と合わせて足を運んでみてはいかがでしょうか。

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posted by 誠堂 at 00:45| お客様の行事・催し紹介