2020年07月09日

日本新聞博物館様 冊子型新聞複製事業

 横浜市中区日本大通にあります日本新聞博物館様より、冊子型新聞2件の複製事業の依頼をいただき、先月30日にお納めしました。常設展示の作品を、複製を展示することにより原本を保存しようという趣旨でございます。
 今回複製を製作した「海外新聞20号」は、ジョセフ・ヒコ(浜田彦蔵)が慶応元年に創刊した冊子型新聞。横浜に月に2回入稿する英国船がもちこむ新聞を日本語に翻訳し、発行されていました。たいへん貴重な史料です。色校正確認を繰り返し、色味などを原本に合わせていき、複製を製作しました。
 ご発注いただいた日本新聞博物館様で今回ご担当された工藤路江先生にはたいへんお世話になっております。誠にありがとうございました。

海外新聞 原本.JPG
「海外新聞20号」 原本

海外新聞 複製.JPG
「海外新聞20号」複製

横浜情報文化センター.JPG
日本新聞博物館のある横浜情報文化センター外観
posted by 誠堂 at 19:55| 文化財・美術作品の複製

2019年07月02日

鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム様 鎌倉時代将棋の駒 複製事業 

 鎌倉の鶴岡八幡宮様が、境内に「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」を開館させました。巨匠ル・コルビュジエに師事した建築家・坂倉準三によって設計された、旧神奈川県立近代美術館 鎌倉を改修させた建物は、師のピュリスム(純粋主義)を継承するもので、その造形建築や白色の外壁はとても美しいものです。鎌倉武士、禅文化、鎌倉文士などなど奥深い鎌倉の歴史を次世代に継いでいくための活動をされていかれるとのことで、古都鎌倉にまた一つ、大きな文化発信の施設が誕生したと思います。6月8日(土)から7月15日(月・祝)までは、開館記念展「季節展示・夏」が開催されています。
 この度、鎌倉時代の稀少な将棋の駒5件の複製事業を受注し、お納めさせていただきました。シリコン素材に埋め込み、保存を考慮した桐箱は、そのまま箱から取り出して展示ができるようにも設計しました。
 ご発注をいただいた加藤健司先生、軽部弦様、勝矢聡様にはたいへんお世話になりました。誠にありがとうございました。

鶴岡八幡宮様将棋駒複製.jpg
上が原本、下が複製

鎌倉文華館.JPG
鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム
posted by 誠堂 at 19:04| 文化財・美術作品の複製

2019年04月02日

鎌倉歴史文化交流館様 木簡(鎌倉市教育委員会所蔵)複製事業

 鎌倉歴史文化交流館様は、平成29年5月に、鎌倉の歴史的・文化的遺産に対する理解を深めるとともに、市民との交流を促進する目的で開館されました。開館されてから2年弱になりますが、企画展示では、鎌倉で発掘された出土遺物や、鎌倉原風景たる古写真などを展示されていました。
 この度、常設展示で公開されていました、奈良時代の木簡(天平5年銘、今小路西遺跡出土、鎌倉市教育委員会所蔵)の複製の依頼をいただき、お納めしました。
 誠堂では、紙物(平面)の複製だけでなく、立体作品の複製も製作しています。複製で相談したい作品などございましたら、お気軽にご用命ください。

木簡表面.jpeg
表面(左が原本、右が複製)

木簡裏面.jpeg
裏面(左が原本、右が複製)
posted by 誠堂 at 12:12| 文化財・美術作品の複製