2022年06月02日

ポーラ美術館様「モネからリヒターへ」展

 箱根町仙石原にありますポーラ美術館様の開館20周年記念展「モネからリヒターへ −新収蔵作品を中心に」展を鑑賞してきました。
 この展覧会のテーマは「光」です。印象派以降の芸術家が「光」をどのように捉えて表現してきたかを目の当たりにできるとともに、近代絵画発展の流れが概観できる内容になっています。さらに20世紀以降現代までの美術作品を国内外問わず収集されていて、質の高いコレクションの多さに圧倒させられます。
 展示方法で興味深かったのは、クロード・モネの「睡蓮」とドイツの現代を代表する作家であるゲルハルト・リヒターの抽象絵画が並んで展示されていたコーナーです。前者は1907年に、後者は1987年に製作されたものです。その差80年。光をキャンバスに再現したモネとリヒターの抽象絵画では、表現こそ違いますが類似点がないわけではありません。何が同じで何が違うのか、考えながら観るのも楽しく、良い時間を過ごすことができました。
 新緑から夏へ、これから箱根は良い季節を迎えます。レジャーに、温泉に、美術鑑賞に、初夏の箱根を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ポーラ美術館1.JPG

ポーラ美術館2.JPG
作品によって撮影可・不可がありますので留意ください

posted by 誠堂 at 23:23| お客様の行事・催し紹介

2022年05月17日

叶神社様 社殿改修・鳥居新築事業 奉賛者芳名板製作・設置工事

 横須賀市西浦賀に御鎮座する叶(かのう)神社様で、海岸鳥居の新築、御本殿・幣殿・拝殿の銅板屋根葺き替え、御本殿などの漆・極彩色の塗り替えといった改修事業が行われ、一昨年、その事業が完工しました。大規模な事業でしたので、氏子を中心に、奉賛を募られました。三万円以上を奉納されたその奉賛者の芳名を、芳名板に刻印し永く顕彰されることになり、その芳名板の製作・設置工事で請け負わせていただきました。
 ご発注をいただきました宮司の感見達也様にはたいへんお世話になっております。今回も誠にありがとうございました。

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芳名板


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新設された海岸鳥居

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改修された御神殿
posted by 誠堂 at 00:25| 展示のグラフィック製作

2022年05月01日

庄内能楽館様 能面修復事業(第六期)

 平成27年に山形県酒田市にございます公益財団法人庄内能楽館様が所蔵されている能面や能装束などの調査を行いました。能面については、修復が必要な面が18件あることがわかりました。それを六期に亘って修復する事業が決定し、誠堂で請け負わせていただきました。
 その最終の六期目の能面修復を終え、過日納品させていただきました。第六期は、「山姥」、「黒式尉」、深草浄春作「般若」、相馬秀男作「般若」の4作品を修復しております。
 今回修復した「山姥」は精霊的な変り型の面です。クリーニング、剥離部や矧ぎ目の接着、充填、補彩などを施しています。
 ご発注いただきました庄内能楽館理事長の池田宏様にはたいへんお世話になっております。誠にありがとうございました。

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「山姥」修復後

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「山姥」修復作業